名も知らぬ人へ

僕の近くで命を失った人へ。今朝はあなたのおかげで僕の読書時間が30分伸びた。あなたの命と引き換えに僕は、乗り慣れない路線の、空いた電車に座ってゆっくりと朝の光を浴びながら読書ができた。

当然のことながら30分遅刻し、会社で僕を見る周りの眼は暖かくなかった。
それでも、遅刻した間に読んだ本は面白かった。有意義な時間だったと思う。
ありがとう。今まで、お疲れさまでした。