ダウンローダIrvine」が3年間の沈黙を破ってアップデートされたよ!!
Irvine

SI会社社員を少しばかり経験して

最近になってようやく、「SI」ってものがどういうものか判ってきた。どうやら僕は「システム開発会社」と「システムインテグレータ」を、どこか似通ったもののように考えていたようだ。就職するまでは聞き慣れない言葉だった「integrate」。統合する、完全にする。そう、「システムインテグレータ」は本来「統合する」ことが仕事なのである。どこかの会社の作ったラックにどこかのハードウェアメーカの作ったサーバを載せ、MicrosoftかSunかRedHatか知らないがどこかのOSをインストールし、どこかの商用アプリかフリーソフトウェアを載せる。そしてそれをルータやらスイッチやらで繋ぎ、何とかお客さんの業務に見合う形にフィッティングする。この一連の流れでできあがったものの価値のうち、「SI会社」が積み上げた付加価値はどれほどのものだろうか。

今の仕事がつまらないとは思わない。でも、何も作らない。作れない。どうやら、僕らがプログラムを作ろうとすると高くつくらしい。だから、たまに開発が入っても協力会社にやってもらう。僕が作ることは許されない。

何も考えずに、プログラムが組みたい。「自分が作ったものが世界を変えるかもしれない」そう思っていられる仕事がしたい。