最近書店で見かける本によると、「できる人」とは、


机上や書類が整理されている人だったり、
周囲に心遣いができる人だったり、
明るく物怖じしない人だったり、
朝早く出社して仕事を始める人だったり、
朝に空を見上げる人だったり(なんだこれ?)。


そんな感じの人物らしい。
たぶん僕は、生涯寝床に引き篭って暮らす方法を考えるべきだと遠回しに言っているのだろう。


こういったものを見かけると、いつも寂しい気持ちになるのだが、
そんなとき、よく思い出す文章がある。経済学者?P.F.ドラッカーがその経験上、
成果を挙げる人がどういう人であったか、を述べた以下の一節だ。

外向的な人もいれば、超然とした内向的な人、なかには病的なほどに恥ずかし
がり屋の人もいた。過激な人もいたし、痛ましいほど順応的な人もいた。
太った人もやせたひともいた。心配性の人も、気楽な人もいた。酒飲みも、
酒嫌いもいた。魅力的なひとも、冷凍した鯖のように冷たい人もいた。
            P.F.ドラッカー「プロフェッショナルの条件」より

本文では、続いてさらに様々なタイプの人が挙げられている。


そうだ、成果をあげる人なんてのは、決して固定的にタイプが決まっているものじゃない。
そう自分に言い聞かせて、これからも頑張っていこうと思ったりするんだ。