親の品格

「親の品格」買いました。
求められているのは「親」の品格か、それとも、「子」の品格か。


最近になってようやく「子」を卒業した一個人として、いろいろ異論を唱えようとしていたのだけれど、存外異論を唱える部分はなかった。唯一異論を唱えたい部分としては、「ゲームは完全に禁止してもよい」のくだりかな。「ゲーム脳」脳を感じてしまった。ゲームはそんなに悪くないよ。俺みたいな人間になるかもしれないけどさ。…世界樹の迷宮は楽しいなぁ。


個人的には、子供の幸せって同世代の仲間とうまくやれるかどうか、という一点に尽きると思う。同世代の仲間の言葉遣いが汚いのであれば、美しい言葉遣いをしていては仲間に入れない。周りが携帯電話を幼い頃から持っているのであれば、持たなければならない。「よそはよそ、うちはうち」と言ってよその子と違う扱いを続けておいて、最終的によその子と結婚できなかったからといって文句を言うのは筋が違っていると思う。


「親の品格」に書いてなかった内容のなかで、僕が親に必要だと思うこと。

・親自身が人生を楽しむこと。子供に、人生が楽しいものであることを伝えること。
・流行ものにはできるだけ触れさせ、時代に適した考え方を持ってもらうこと。
・毎日何かを積み上げるような生き方をしない限り、夢には到達しないってことをつたえること。

親の品格 (PHP新書)

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読了。森岡浩之といえば「星界」シリーズしか知らなかったけれど、面白かった。

夢の樹が接げたなら (ハヤカワ文庫JA)

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